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2024.09.25

エアコンが故障かなと思った時の確認事項と、症状別の対処法

エアコンが突然動かなくなるともしかして故障?すぐに買い替えなきゃダメ?と、どうしても焦ってしまいますよね。エアコンが動かなくなる原因は様々で、本当に故障していて修理が必要な場合もありますし、少し確認すれば正常に動きだす場合もあります。

まずはブレーカーとリモコンなどの初歩的確認から始めましょう

エアコンが故障した時の症状は、以下のようなものが代表的です。

  • ・風が出ない
  • ・冷えない・暖まらない
  • ・水漏れしている
  • ・異音や異臭がする

自分で対処できる場合もありますが、本格的に故障している場合は専門業者に修理してもらう必要があります。

エアコンが10年以上経過していると、いつ故障すしても不思議ではない状態です

風が出ない

昨日まで使用していたのに、朝起きたら運転しない

エアコンから風が出てこない場合は、本体や室外機が故障していたりする可能性が考えられます。また全く出ないわけではないけど風が弱いという場合は、フィルターにホコリなどの汚れが溜まっているからかもしれません。

本体や室外機の故障が原因の場合は自分で修理をすることは難しいので、業者に修理を依頼する必要があります。もしフィルターが汚れているだけであれば、お掃除をすることで症状が改善することが多いでしょう。実際に作業をする際は取扱説明書をよく読み、正しい方法でお掃除してみましょう。

冷えない・暖まらない

故障の前ぶれとして、リモコンの反応が悪くなる、効きが悪くなる、ブレーカーがオフになる

エアコンをつけてもお部屋が冷えない、暖まらない場合は、エアコン内部の冷媒ガスが漏れ出して故障しているかもしれません。この場合は自分で対処することは難しいので、メーカーサポートや専門業者に修理を依頼しましょう。

そのほかにも、本体の汚れや室外機の設置環境が原因になっていることもあります。

水漏れしている

エアコンから水漏れがあるときは、水を排出するためのドレンホースにトラブルが起こっている可能性があります。内部の水がうまく排出できずに室内に漏れ出してしまうことがあります。

異音や異臭がする

エアコンからイヤな臭いがする場合は、フィルターの汚れが原因となっている可能性があります。フィルターには空気中のホコリをキャッチする役目がありますが、ずっとホコリが溜まったままになってしまうと、そこにカビなどが繁殖し臭いの原因になってしまうことがあるのです。

その場合は、臭いの原因になっている汚れを落とすことで症状が改善することが多いので、まずはフィルターをお掃除してみましょう。もしそれでも症状が改善しないのであれば、フィルター以外が原因になっている可能性があるので、エアコン業者に修理などを依頼した方がよいかもしれません。

  • これまでの症状には当てはまらないけど、エアコンが動かない……。そんな時は、エアコンが故障しているわけではなく、一時的にうまく動作しなくなっているだけかもしれません。エアコンの不調の原因がわからないときは、以下のようなポイントもチェックしてみましょう。
  • ・電源ブレーカーがオフになっている
  • ・温度設定が適切でない
  • ・室外機がふさがっている
  • ・リモコンが故障している
  • ・霜取り運転になっている
  • ・室内の広さとエアコンの適用能力が合っていない

電源ブレーカーがオフになっている

何をしてもエアコンが全く動かない場合は、もしかすると電源ブレーカーがオフになってしまっているかもしれません。何かの拍子に電源ブレーカーがオフになってしまっている。また、落雷などの影響で電源ブレーカーが落ちた状態になっている可能性もあるので、そちらも確認してみてください。

温度設定が適切でない

エアコンをつけても冷暖房が効かない場合は、温度設定が適切になっていない可能性もあります。大げさに言うと、室温が28度のときに冷房の29度設定では室温の方が低いので冷風は出てきません。なかなか冷暖房が効かない場合は、エアコンの設定温度を変更してみて、改善するかを確認しましょう。

そのほかにも、運転モードを間違って設定してしまっている場合もあります。夏場に冷房運転をしているつもりで誤って暖房運転に設定してしまっている可能性も考えられますので、一度運転モードの設定も確認してみましょう。

室外機がふさがっている

室外機にはお部屋の熱を外に排出する役割があるため、周辺に物を置いて風の通り道をふさいでしまうとエアコンの冷却効率が低下してしまう可能性があります。

冷房に設定しているのにエアコンから冷気が出てこない、部屋がなかなか冷えないなどの症状がある場合は、室外機の周辺に適度なスペースが確保されているかをチェックしてみましょう。

リモコンが故障している

エアコンが全く操作を受け付けないという場合は、実は本体ではなくリモコンの方が故障している可能性もあります。

霜取り運転になっている

暖房運転中に急にエアコンが動かなくなってしまう場合は、故障ではなく霜取り運転になっているからかもしれません。

真冬に暖房を使用していると室外機に霜が付着してしまい、エアコンがうまく動かなくなってしまうことがあります。これを防ぐための機能が「霜取り運転」で、一時的に暖房を止めて室外機に付着した霜を溶かします。霜取り運転は霜がなくなれば自動で終了するので、しばらく待てば暖房も再開します。

もし霜取り運転が何度も起こるようなら、霜が付きやすくなっているなどの原因が考えられます。お手元の取扱説明書で、対処法を確認してみましょう。

室内の広さとエアコンの適用能力が合っていない

エアコンの適用畳能力に対して室内が広すぎると十分に部屋が暖まらなかったり、冷えにくかったりすることがあります。冷房と暖房でも適用能力は異なるので、室内の広さに合ったエアコンを選ぶようにしましょう。

もし今のエアコンで適用能力が小さい場合は、ドアや仕切りなどで部屋の空間を仕切ることで改善する場合もあるので、試してみるとよいでしょう。

エアコンは決して安い買い物ではないので、できることなら少しでも長く使い続けたいですよね。エアコンを長持ちさせるためには、気を付けたいいくつかのコツがあります。このあとは日々エアコンを使うときに心がけたいポイントをご紹介していますので、ぜひご参考にしてみてください。


あらかじめお部屋を換気しておく

室内に熱がこもって室内の温度が外気温よりも高い場合は、エアコンをつける前に換気を行いましょう。外の涼しい風が入り込み、室内の温度を下げておくことができるため、エアコンに余計な負荷がかかることを抑えられます。

換気のコツは、室内の対角線にある窓を開けて、空気の流れを作ることです。窓がひとつしかない場合は、扇風機を窓の外へ向けると、室内の空気を外に押し出してスムーズに換気できます。

空気を循環させる

室内では、冷たい空気は床の方、暖かい空気は天井の方にたまる性質があります。そのため室内で温度にムラができてしまい、エアコンに余計な負荷がかかってしまうこともあります。

室温のムラを解消するには、状況によってエアコンの風向きを調整することが効果的です。具体的には、冷房のときは風向きを上に、暖房のときは風向きを下向きにすることで、空気がうまく循環して効率よく室温を調整しやすくなります。無理な運転をさせないことでエアコンにかかる負荷が抑えられるため、結果的にエアコンを長持ちさせることにつながります。

温度設定を見直す

エアコンの設定温度を少し高め・低めに設定することもエアコンを長持ちさせる方法のひとつです。外気温と室温の差を少なくすることで、エアコンの稼働を抑えて負荷も軽くすることができます。また、カーテンなどを併用する室内の断熱性を上げることができるため、冷暖房の効果をさらに高めることができるでしょう。

使わなくても定期的に運転する

エアコンを使わない時期でも、定期的に電源を入れて試運転をするようにしましょう。エアコンは長期間動かしていないと内部にホコリなどの汚れが溜まり、カビが繁殖したり臭いの原因になったりすることがあります。

さらにエアコンを定期的に試運転することで、故障を見つけやすくなるというメリットもあります。知らぬ間にエアコンが故障して夏本番に動かなかった場合、修理や買い替えでしばらくの間エアコンを使うことができなくなってしまいます。また、夏の間は工事業者も込み合うので、なかなか修理の予約が取れないことも珍しくありません。なるべく早めにエアコンの試運転をして、故障を見逃さないようにすることが大切です。

こまめにメンテナンスする

エアコンが汚れたまま使い続けていると、冷暖房の効率が落ちやすくなり故障の原因になってしまうこともあります。エアコンをできるだけ長く快適に使い続けるためには、こまめなメンテナンスが重要です。

特にホコリが溜まりやすいのはフィルターで、定期的にお掃除しておきたい部分です。フィルター掃除は自力でもできますが、手間がかかったりエアコンの位置によってはお掃除が難しかったりする場合があります。その点フィルターの化粧パネルの自動昇降機能付きのエアコンであれば、日々のお手入れの手間を減らしてくれるので、フィルターの化粧パネルの自動昇降機能が搭載されたエアコンを選んでみるのもおすすめです。

エアコンが本格的に故障していることが分かったときは、修理をするか新品に買い替えるかを判断する必要があります。迷ったときは、「製品保証期間」と「買ってからの年数」で判断してみましょう。

まずは製品保証期間が有効かを確認してみよう

多くのエアコンには、購入後1年程度の「製品保証期間」が設定されています。この期間内の自然故障であれば無償で修理してもらえることがほとんどなので、まずは保証を確認して有効であればメーカーに連絡してみるとよいでしょう。

ただし、保証期間内であっても保証書を無くしてしまった場合や災害によって壊れてしまった場合は、保証の対象外になることもあるため注意が必要です。

今のエアコンを長年使っている場合は買い替えがおすすめ

もし長年使ったエアコンが故障してしまった場合は、修理費用が高額になったり修理したとしてもまたすぐに別の箇所が壊れてしまったりすることもあります。そのほかにも、補修用の部品の在庫がなくなり修理自体ができなくなっていることもあるので、長年使ったエアコンが故障した場合は思い切って新品に買い替えてしまうのがおすすめです。

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